HSPの私は、なぜ完璧じゃないとダメだと思っていたのか?|手放してラクになった気づきと変化
「ちゃんとしなきゃ」「ミスしちゃダメ」
そんなふうに、自分をずっと追い込んでいませんか?
この記事では、HSPである私が「完璧でいなきゃいけない」と思い込んでいた理由と、
その思い込みを手放してから変わったことを体験談を交えてお話しします。
HSPの私は、なぜ完璧を求めてしまっていたのか
HSP(Highly Sensitive Person)は、感受性が強くまわりの目や評価に敏感になりやすい傾向があります。
私自身も「人に迷惑をかけてはいけない」「ちゃんとしてないとダメ」という思いが強く、常に“完璧な自分”を目指していました。
日常の中で自分を追い込んでいた場面
片付けが苦手だから、物を増やせなかった
私は「部屋が散らかっていたら“ちゃんとしていない人”に見られる」と思っていたため、
できるだけ物を増やさないようにしていました。
それは、片付けの苦手さを隠すためであり、自分へのダメ出しから逃れる手段でもありました。
お惣菜やコンビニに罪悪感を感じていた
フルタイムで働いていたにもかかわらず、
お惣菜を買うことに「手抜きしてしまった」という罪悪感がありました。
お昼ごはんをコンビニで買うことさえ、「ちゃんとできてない」と責めていたんです。
SNSの「ちゃんとしてる人」と比べて落ち込む日々
SNSで見る、ていねいな暮らしをしている人たち。
「私もああならなきゃ」と焦って、自分にダメ出し。
誰にも責められていないのに、私だけが私をずっと責めていたことに、あとで気づきました。
お惣菜のひとことが、私をゆるめてくれた
ある日、職場のパートさんがこんなふうに言ったんです。
「うち、お惣菜けっこう頻繁に買うよ」
「こんなに働いてるんだから、買ってもいいでしょ」
その言葉を聞いた瞬間、目からウロコが落ちるようでした。
私は、自分に厳しくしすぎていたんだ。
「手を抜いたらダメ」という思い込みは、誰かに言われたのではなく、
自分で自分を縛っていただけだったと気づきました。
“完璧じゃなくてもいい”と気づいて変わったこと
- 夕ごはんにお惣菜を使っても「今日は助かったな」と思えるようになった
- コンビニでお昼を買っても「自分を満たしてあげられた」と思えるようになった
- 「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向けられるようになった
- 子どもと笑える時間が増えた
がんばりすぎていた頃は、自分を許せなくて、いつも「もっとちゃんとしなきゃ」ばかり考えていました。
でも、少しずつ“ゆるめる”ことを覚えていくと、心に余白ができていったんです。
まとめ|HSPが完璧を手放すために
HSPの人は真面目で責任感が強く、完璧を求めがちです。
でもその思い込みが、知らず知らずのうちに自分を苦しめていることがあります。
完璧じゃなくても大丈夫。
ちゃんとできない日があっても、あなたの価値は変わりません。
まずは今日だけでも、自分にこう声をかけてあげてみてください。
「できなかったけど、よくがんばった」
「今の私でも、ちゃんと生きてる」
少しずつ、自分をゆるめる日が増えていきますように。