HSP気質で自己肯定感が低く、生きづらさを感じながら過ごしていた頃。
「どうしてこんなに自分を責めてしまうんだろう」と、悩む日々が続いていました。
そんな私が、少しずつ自分を取り戻していった過程を綴っています。
「このままの人生は嫌だ」
そう思いながらも、どうすればいいか分からず、毎日がただ過ぎていくばかりでした。
お酒に頼っていた日々と、自分への違和感
息子と2人きりのワンオペ育児。
朝から晩まで気を張って、誰にも弱音を吐けない。
そんな私が頼っていたのは、お酒でした。
しかも、息子が寝たあとではなく、息子の世話をしながら飲んでいたのです。
本当はもっと丁寧に向き合いたかった。
でも余裕も笑顔もなくて、お酒がないと自分を保てませんでした。
ある日ふと、「もし息子がケガをして、病院へ連れて行かなきゃいけないとしたら…?」
飲酒中の私は運転できない。
その現実にゾッとして、「母親失格だ…」と何度も自分を責めました。
でもやめられない。情けなさと悔しさで、涙が止まらなかった夜もありました。
「このままじゃダメ」と気づいたきっかけはコロナでした
2020年、世界がコロナで止まったとき、私の中では何かが動き始めました。
外出もできず、会いたい人にも会えない日々。
そのとき初めて、「このままじゃ後悔する」と強く思ったのです。
誰かのために頑張って、自分の気持ちをごまかして、
お酒で麻痺させるように生きていた毎日。
「本当に、これが私の人生なの?」
そんな気持ちが、心の奥から浮かび上がってきました。
中学生のころから描いていた“未来”が叶わない苦しさ
思い描いていた“未来”が叶わないと気づいたとき
会社でもトラブルが続き、転職を考え始めた頃。
私はようやく、 「このままの毎日を続けていていいのかな」 と、自分と向き合い始めました。
実は、苦しさの原因は
もっと前から分かっていた気がします。
それは――
中学生のころから思い描いていた“未来の私”が、叶わないかもしれないという現実。
もっと自由に、 もっと幸せに、 もっと“私らしく”生きているはずだった。
でも目の前にいたのは、
いつも誰かの期待に応えて、
疲れきった私でした。
「このままじゃ、私の人生じゃない」
そう思いながらも、何をどう変えたらいいか分からなかった。
だから、できるところから始めることにしたんです。
まずは、お酒をやめてみる。
そして、自分の気持ちに、少しだけ正直になってみることから。
「あなたもHSPじゃない?」と気づかせてくれた一言
そんなある日、HSPの友人に言われました。
「あなたも、HSPじゃない?」
「繊細さん」という言葉には聞き覚えがありましたが、自分には関係ないと思っていました。
「とりあえず自己診断してみたら?」と勧められ、軽い気持ちでやってみると…
見事、HSP度強。
スコアを見て、思わず声が出ました。
音や光、人の感情や空気感―― これまで「なんでこんなに疲れるんだろう」と感じていたことに、理由がありました。
その瞬間、思いました。
「私、ずっと自分のことを見ないようにしてたんだな」
気質を知って180度変わった、自分の見え方と感情の扱い方
HSPだと気づいてから、自分の捉え方が180度変わりました。
- 真っ暗じゃないと眠れなかったこと
- カフェで隣の会話が気になって集中できないこと
- 映画を観て感情移入しすぎること
- LIVEでステージを見ただけで涙が出ること
全部、「気にしすぎ」なんかじゃなかった。
感情が動きやすい自分を守るために、私は無意識に感情を抑えてきた。
最悪のケースを想定するのも、完璧主義も、全部自己防衛だった。
「こんなに拗らせてたのは、ずっと自分を守ろうとしていたからだったんだ」
そう気づいたとき、「癒してあげたい」と思えました。
自分を責め続けてきた私が、少しずつ変わっていけた理由
あの時、私は自分で自分を救ったんです。
正直、めちゃくちゃしんどかった。
でも逃げずに向き合ったからこそ、私は変われました。
だから今、心から思います。
同じように苦しんでいる誰かの力になりたい。
「どう変わればいいか分からない」
私にも、そんな時間がありました。
でも、私の経験があれば、誰かの「もがきの時間」を少し短くできるかもしれない。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
- 毎日をなんとか頑張っている人
- 自分を好きになれないと感じている人
- 「このままじゃ嫌だ」と心の中で叫んでいる人
そんなあなたに向けて、私の体験や、心を整えるヒントを届けていきます。
あなたの人生は、あなたのもの。
どうか、それを思い出せますように。
そして、一人でも多くの人が、
「自分の人生を生きる」と決められますように。